親がラブラブすぎると、子どもに影響がある？
親が仲良くしている姿を見ると、子どもはどんな気持ちになるのでしょうか？
「親がラブラブすぎる」と感じることもあるかもしれません。
実は親の愛情表現は、子どもに大きな影響を与えることが研究でわかっています。
この記事では、親がラブラブしすぎることでの、
- ラブラブな親の子どもへの良い影響
- ラブラブな親の子どもへの悪い影響
- 気をつけたい夫婦のNG行動
- ラブラブ夫婦へのアドバイス
についてお伝えします。
この記事を読めば、夫婦の愛情表現が子どもに与える影響を理解できます。
ぜひ、家庭内でのコミュニケーションをより良くするためのヒントをつかんでください。
親のラブラブな関係とは？
ラブラブな親とは、互いに愛情を持った仲良し夫婦のことを指します。
そんな親にはいくつかの共通する特徴があります。
コミュニケーションがとれている
ラブラブな親は、日常的にお互いの気持ちや考えをしっかりと話し合います。
小さなことでも共有し、理解し合うことで、信頼関係が深まります。
お互いを尊重できている
互いの意見や感情を大切にし、尊重し合う姿勢が見られます。
これにより、子どもも他人を尊重する大切さを学びます。
愛情表現が豊か
手をつないだり、ハグをしたり、スキンシップが多く、
「好き」「愛してる」と言い合うなど、言葉での愛情表現も多いです。
時にはまるで恋人同士のように、甘い言葉をささやいたり、二人の世界に浸ることあるでしょう。
共通の趣味や活動
ラブラブなほど仲がよい夫婦は、二人でいろいろなことを一緒に楽しむ時間を大切にします。
共通の趣味や活動を持つことで、より絆が深まることもあるでしょう。
夫婦仲良く行動する様子を見て、子どもは家族の大切さを感じることができます。
親がラブラブすぎることのよい影響
親のラブラブな関係は、子どもにさまざまな影響を与えます。
これにはポジティブな影響とネガティブな影響の両方が存在します。
良い影響とはどんなものでしょうか。
良好な人間関係
子どもは自然と親のことをまねるものです。
親同士が優しい言葉で仲良く話しているのを見ると、自分も友達にやさしい言葉で話すようになります。
親がいつでも攻撃的は言葉を使ったり、暴力的なふるまいをすると、子どもも当たり前のように同じ行動をしてしまうものです。
親の愛情表現を見て育った子どもは、他人との関係においても愛情を持って接することができるようになります。
明るい雰囲気
愛情が溢れる家庭は、自然と明るい雰囲気になります。
子どもはその環境で育つことで、ポジティブな考え方を身につけることができます。
逆に仮面夫婦のように、冷たい会話のない家庭では、子どもも暗い気持ちになってしまうでしょう。
子どもが小さい時ほど、親の影響は強く表れるもの。
愛情をしっかりと表現することで、家庭全体が幸せな空間になるのです。
情緒も安定しやすく、ストレスや不安に対処する力が強くなります。
健全な人間関係のモデル
ラブラブな親の姿は、子どもにとって人間関係の良いモデルとなります。
親が互いに尊重し、愛情を持って接する様子を見て育つと、それが自然で当たり前のように感じるものです。
将来結婚した後の、パートナーとの関係も、自分の両親のように仲良しでありたいと願う子も多いです。
家庭内が安定
親も時には、意見の不一致や衝突が生じ、言い争いやケンカに発展することもあります。
これが子どもの前で行われると、家庭内に緊張感が生まれ、子どもは不安を感じてしまうでしょう。
度重なると、子どもの心の健康に、悪影響を及ぼすことがあります。
親が仲良しで争いがない家庭は、子どもにとって安全な場所と認識されます。
子どもは安定した家庭の中で、安心して過ごすことができます。
親がラブラブすぎることの悪い影響
親がラブラブすぎると、子どもに悪い影響を与えることもあります。
あまり過剰な場合、子どもの心のケアが必要になるで気をつけなければなりません。
過度な依存や嫉妬心
親が子どもよりも互いの関係を優先する場合、子どもは嫉妬心を抱くことがあります。
- パパよりも、自分の方がママが好きなのに
- ママよりも、自分の方がパパが好きなのに
そんな風に感じる子は、親の仲が良すぎることを嫌がる傾向があります。
自分だけのパパ・ママをとられてしまうと感じると、妬みや恨みというマイナスの感情が生まれてしまいます。
時に両親が考える以上に、子どもを苦しめることもあるので気をつけたいですね。
家庭内の孤独感
親がラブラブすぎると、子どもが家庭の中で孤立することがあります。
親子で過ごすより、夫婦で過ごすことを優先すれば、子どもは寂しくなってしまうでしょう。
夫婦でデートするのも良いですが、親子で出かけることも大事です。
あまりにラブラブしすぎて、
- パパは自分よりママが好き
- ママは自分よりもパパが好き
などど子どもが思ってしまうと、孤独感を深めてしまいます。
特に子どもが小さいうちは、親の愛情を独り占めしたいもの。
自分が親から愛されていないと感じることがないよう、親は気をつけなければいけません。
親が恥ずかしい・気持ち悪い
子どもが思春期になると、親がラブラブしすぎると、恥ずかしいと思うようになります。
親も男女であると意識させられるのは、デリケートな子どもにとってつらいものです。
生理的に、気持ち悪いと思うケースもあります。
特に周りにラブラブすぎる親を知られると、とても恥ずかしく思ってしまうでしょう。
夫婦のNGシーンとは？
夫婦の行動には注意が必要なシーンも存在します。
以下に、子どもにとって望ましくない夫婦の行動を挙げ、その具体例や影響について考察します。
子どもがいる前での過度な愛情表現
夫婦が子どもがいる前で過度に愛情を表現すること、例えば、
- キスをする
- 抱き合う
- 体を触る
などは、子どもにとって不快に感じる場合があります。
子どもが小さいうちは、自分に愛情が向かないと思い、寂しさを感じるでしょう。
子どもが思春期になると、親同士のスキンシップは気持ち悪いと感じることもあります。
公的な場所での愛情表現
子どもの前でだけでなく、子どもの友人・知人にも、過剰な愛情表現は見せないようにしてください。
子どもが周りからからかわれたり、いじめられる原因になる可能性もあります。
- 密着して歩く
- 抱き合う
なども、人目のある場所では避けた方が良いです。
SNSへのラブラブな投稿
Xやインスタグラムなど、複数のSNSを使っている人も多いでしょう。
時には夫婦のツーショットを投稿することがあるかもしれません。
その場合は、子どもや子どもの友人、親せきなどが見ても、差し支えない写真にしてください。
あまりにもラブラブすぎる写真や投稿文は、子どもたちにとっては恥ずかしいことかもしれません。
また、親がSNSでラブラブな投稿をすることで、周りの人から「過剰すぎる」と思われることもあるかもしれません。
誰も見ていないと思って投稿しても、意外とバレるものですよ。
子どもを巻き込む愛情表現
夫婦が愛情を表現する際に、子どもを巻き込むことは避けるべきです。
例えば、親が子どもに「ママとパパは愛し合っているから、あなたも愛してね」と強要することは、子どもにとって負担となります。
子どもは自分の感情を自由に表現する権利があります。
愛情を強制されることで、子どもは混乱やストレスを感じることがあります。
夫婦喧嘩や不仲を見せる
ラブラブの反動で、ケンカをするときは派手になる夫婦も一定数います。
夫婦喧嘩や不仲を子どもに見せることは、非常に有害です。
親が言い争いをしている姿を目の当たりにすることで、子どもは不安や恐怖を感じることがあります。
子どもの前で、争いは避け、冷静になることも大切です。
ラブラブ夫婦へのアドバイス
夫婦仲が良いのは何よりです。
しかし、子どもの目を考えると、先に説明したNG行動は控えましょう。
さらに、以下のポイントをおさえて、親も子も、ストレスのないようにしたいですね。
プライベートな時間の重要性
子どもがいる家庭では、夫婦の時間が不足しがちです。
しかし定期的に二人だけの時間を設けることをオススメします。
この時間は、デートや一緒に趣味を楽しむなど、夫婦の絆を強化するための大切な機会です。
2人だけの時は存分にラブラブな時間を過ごして下さいね。
その代わり、子どものいる時間は家族の時間と割り切りましょう。
子どもの前ではスキンシップは控えめにしてください。
家族全体のコミュニケーションを大切にする
仲が良いのは素敵なことです。
問題なのは、親だけがラブラブで、子どもが孤立してしまうこと。
夫婦だけでなく、親子で仲良くすごすことを意識しましょう。
健全な愛情表現は、夫婦間だけでなく、家族全体のコミュニケーションにとってください。
子どもに対しても、愛情を言葉や行動で示すことが大切です。
夫婦で「好き」と言い合うだけでなく、子どもにもたくさん「好き」と伝えてくださいね。
家族での食事や遊びの時間を設けることで、家族の絆を深めることができます。
これにより、子どもは愛されていると感じ、安心感を得ることができます。
親がラブラブすぎる場合の子どもへの影響まとめ
以上、親がラブラブすぎる場合の、子どもへの影響を考えてきました。
親が仲が良いのはとても良いことです。
しかし、「ラブラブすぎる」と表現されるほどの過剰な愛情表現は、子どもに様々な影響を与えることがあります。
以下のNG行動は控えましょう
- 子どもがいる前での過度な愛情表現
- 公的な場所での愛情表現
- SNSへのラブラブな投稿
- 子どもを巻き込む愛情表現
- 夫婦喧嘩や不仲を見せる
プライベートな夫婦の時間を作ることや、家族全体のコミュニケーションも大事なポイントです。
普段は子どもとしっかりスキンシップをとり、夫婦二人きりの時に思い切りラブラブで過ごしてくださいね。
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